本研究では,"社会とのつながり"の構造について因子分析を用いて探索し,"社会とのつながり"と心理的幸福感の関係について検討することを目的とした。被調査者は,391名の中学生および高校生であり,"社会とのつながり"と心理的幸福感の質問紙調査が実施された。心理的幸福感の測定尺度としては,疎外感尺度および充実感尺度を用いた。それらは,孤独感,空虚感,圧迫感,無力感,自尊感,充実感の因子から構成された。因子分析の結果,受容的つながり,道具的つながり,貢献的つながりの3因子が抽出された。相関分析と分散分析の結果,「受容的つながり」は孤独感,空虚感,圧迫感,無力感と負の関係がみられ,自尊感,充実感と正の関係がみられた。「道具的つながり」および「貢献的つながり」についても,いくつかの心理的幸福感の尺度との聞に相関がみられた。また,つながりの頻度と心理的幸福感の関係におけるつながりの重要度の効果も検討された。「受容的つながり」と空虚感,「貢献的つながり」と自尊感の関係において交互作用が見られ,重要度の効果が示唆された。これらの結果から,中学生および高校生にとって,特に「受容的つながり」を主とした"社会とのつながり"が心理的幸福感と関係していることが示された。The purpose of this study was to explore a psychological structure of "relatedness with society" ("Shakai tono tsunagari") and to investigate the relationship between "relatedness with society" and psychological well-bein...
高校や大学で物理学の知識を学習したはずの青年たちが,物理現象について誤った理解や推論を行うことが知られている。それらの理解や推論の基になっている誤った信念や概念を,一般に誤概念と呼ぶが,この研究では,...
作文に関するこれまでの研究では主に指導項目の規定,指導法の工夫などが中心であったが,本研究では書き手の心理に焦点を当てた研究の必要性を考え,(1)学習者の作文に対する意識を調査する,(2)ワープロ・...
研究分担者研究分担者研究代表者[出版社版]総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE) 特定領域重点型研究開発 次世代ヒューマンインタフェース・コンテンツ技術 視覚情報に基づく人間とロボットの...
語彙処理の効率性を中国語と英語の母語の違いで比較するために,漢字二字熟語と外来語の処理効率性(速度と正答率)を測定した。中国語系日本語学習者は,漢字二字熟語の語彙正誤判断を英語系日本語学習者よりも82...
筆者らは心理学を専攻する大学生をボランティアとして,小・中学校へ派遣するシステムを構築した。この「メンタルサポート・ボランティア活動」システムは,子どもたちの心理的支援のためのボランティア活動と,それ...
本研究の目的は,ヒト,モノ,コトとかかわりながら生きている私たちに生起する生活課題を問い直すことのできるジレンマ教材を開発し,それを用いた授業を実践し,教材の内容構成や指導方法について検証することであ...
今回,前報に引き続き,被服に関する色彩嗜好調査・測定に用いられる刺激試料の有効性を検討することを目的に,黒を中心に色の嗜好や評価に影響を与える刺激素材の形状方向,種類,明度について,一対比較法と順位を...
これまでの授業カリキュラムでは,高齢者の嚥下機能の低下と認知及び身体機能の障害を考慮した摂食・嚥下障害の学習と技術の根拠についての検討が十分ではなく,そのため,学外で高齢者の食事介護を多く行う学生が食...
1960年代,大都市郊外部において大規模団地の建設が行われ,短期間に人口が急増した。その結果,行政需要の急速な拡大を生じ,団地周辺の居住者および自治体にさまざまな影響を及ぼした。本研究は,町田市におけ...
個々の内的特性の一つである充足感,満足感,達成感といった実存性も,ソーシャル・サポートの媒介要因の一つとして個人の精神的健康に作用する。このような考えに基づいて,本研究では,知覚されたソーシャル・サポ...
本研究は、卒業生の在学中の学業への取り組み、教育・学生生活に対する満足度、卒後の自己啓発の状況を把握することを目的とし、本学科卒業生第1~9期生を対象に無記名の質問紙調査を実施した。234名から回答が...
平成12年2月29日最高裁判所第3小法廷は,エホバの証人を信仰する患者の輸血拒否事件において,患者が絶対的輸血拒否を中し出ているにも拘わらず,手術中に,医師が相当と判断し,患者の意思を無視して行った輸...
一般に,園芸用などに用いられる温室は比較的軽量な構造物であり,基礎部分には自重による押し込み荷重よりも風などによる引き抜きや水平方向への荷重が卓越する。このような場合,斜杭を用いた基礎方式に大きな効果...
「はじめて学ぶ人のためのよくわかる看護過程」を平成20年に作成した。その演習や実習での活用度および理解度を明らかにする目的で,協力が得られ,本書を活用した1年次生57人,2年次生31人を対象に調査を行...
世界に類をみない速さで高齢化が進行しているわが国にとって,寝たきり状態を招きやすい高齢者の転倒を予防することは急務の課題である。本稿は,高齢者の転倒に関する研究,とくに,高齢者転倒に関与する身体的要因...
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